西会津でみつけた宝物Ⅱ

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今回の西会津地域資源さがし隊でもう一か所ご紹介したいのが、「焼麩」をつくっている『丸十製麩本舗』さんです。

kura-cafeで、たくさんのお客様が「これ、知ってる!」と思わず手に取る「焼麩」。その生産の場面では、思いもよらぬ光景が広がっていました。

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どこか懐かしいたたずまいの『丸十製麩本舗』さん。昔ながらの方法で、麩をつくり続けている老舗です。

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3代目のご主人に、お話を伺いました。

もちもちっとした、しっかりした歯ごたえが魅力の焼麩ですが、材料は小麦粉と食塩とグルテンのみ。膨らし粉は使っていません。生地を引っ張っては伸ばし、引っ張っては伸ばし。この長い長い木製の棒に、生地を3回巻いてちょうどきれいな円にするそうです。だから、焼麩はいくつもの層になっているんですね。

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麩を焼く日は早朝から150㎏の炭をおこすので、作業場はそれはもう大変な高温に。直火が当たると表面が焦げるので、炭に灰をかけ、温度調節するのが熟練の技だそうです。こんがりした焼き色を付けるために、何本も並べた棒の位置を焼き鳥の櫛のように位置を変えて、むらなく焼き上げます。

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そして、焼き上がった麩はパリパリの状態。そのままカットすると表面が割れてしまうので、いったん水に浸し、翌日柔らかくなった状態でカットします。

想像以上に、手間がかかっていることがわかりました。

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こうして一つひとつ丁寧に手作業でパッケージされ、kura-cafeに届けられる焼麩。袋を開けると、作り手の皆さんの熱いメッセージが聞こえてきそうです。

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調理する時は水またはぬるま湯に浸け、30分くらい時間をかけゆっくりと芯まで戻します。水を切って、すき焼きや煮物、卵とじに。保存がきくので、お味噌汁の具にも良いですね。